ファンドラップの本音。金融機関のお勧めに騙されるな!

前編に引き続き、金融機関の本音に焦点を当てて説明していきます。営業のプロである金融会社の社員は言葉巧みにお勧め商品へ誘導しようとします。投資初心者の方はそういった言葉に惑わされず、正しい投資判断が下せるように注意してください。


各社がお勧めするファンドラップの本音


f:id:mozzarellatan:20170422081407p:plain


今証券会社や銀行が力をいれている商品があります。それがファンドラップと呼ばれる商品です。簡単に言うと投資信託の詰め合わせのような商品となります。各社広告を大々的に打ち、宣伝を行っていますが、この本音を説明します。


ファンドラップは顧客のリスク許容度や投資目的によって、金融工学を駆使し理論上最適となるように投資信託を組み合わせて販売を行います。顧客は各投資信託の信託費用等のコストだけでなく、金融機関に投資一任契約の手数料を支払う必要があります。金融機関にとってみれば、通常の信託報酬と投資一任契約手数料という二重のフロー収益が生まれるという非常に美味しい商品であり、各社が大きく宣伝している理由もそこにあります。


金融工学を駆使した商品選定は確かに聞こえが良いですが、実情は割高な手数料を求められるというケースも多いです。CMや新聞広告でも宣伝しており、一定以上の資産を保有されている方にはお勧め商品として提案される事もあります。


投資初心者の方はこうした金融機関の本音も理解した上で、冷静な投資判断を行うようにしてください。




[スポンサーリンク]




比較対象のない商品説明には要注意


f:id:mozzarellatan:20170422081505p:plain


金融機関の社員の方の商品説明を受ける際に気を付けるポイントがあります。絶対的な説明に終始していないかどうかに注意を払ってください。商品説明では基本的に相場状況の説明から入り、個別商品に落とし込んでいく手法が多く用いられます。これ自体は何も問題無く、理論的である為、納得してしまいそうになりますが、商品の比較対象を示していない提案は要注意です。


相場全体の説明から、「この商品がお勧めです」と説明されますが、本当にその商品だけが良いのでしょうか。例えば個別株の例を説明します。


「低金利で不動産取引が活性化している為、〇〇不動産がお勧めです」と提案を受けたとします。本当に〇〇不動産は良いのでしょうか。競合他社の××不動産はダメなのでしょうか。そういった比較説明が少ないケースも多い為、しっかりと自分の考えを持った上で投資判断を行う事が重要です。


個別株の場合だと、基本的に手数料率は変わりませんが、投資信託の場合だと、別のコストが低い商品があるにも関わらず、コストの高い商品を敢えて提案してくるケースも現実にあります。


投資初心者の方は、最もらしい説明に惑わされず、投資判断には比較が重要であるという原則を忘れないようにしてください。


金融機関との付き合い方


f:id:mozzarellatan:20170422081435p:plain


これまで金融機関の本音について説明してきましたが、これらを理解した上で、金融機関とどのように接すれば良いのでしょうか。


その答えは一つで、最終的な投資判断は自分で納得して下す事です。金融機関は間違った投資判断を下した場合でも責任は取ってくれません。


投資は自己責任で行う事が大原則だからです。儲けるのも損をするのも自分の責任となる為、しっかりと自分の考えで投資を行うように注意してください。金融機関の社員は金融のプロでもあります。彼らの本音を理解した上で話を聞けば、有益な情報のみを取り込むことも可能です。是非金融機関を有効活用出来るようになってください。


インターネットが発達し、金融機関の社員と一般投資家の情報の格差はほとんど無くなっていると言われています。しかし、彼らは職業として金融に携わっており、持っている情報は馬鹿には出来ません。付け込まれない為の線引きは必要ですが、付き合い事のメリットもあるはずです。


今はネット証券で取引を行う方も増え、そもそも金融機関の社員と接する機会が無い方もいると思います。しかし、営業社員と良好な関係を築く事で、新規公開株の割り当てが有利になるケースもあります。付き合う、付き合わないは人それぞれですが、本音を理解しておけば、金融機関に惑わされずに済みます。


投資初心者の方で、金融機関と接する方はしっかりと今回の内容を頭に留めた上で、付き合いを行ってください。


最後に、金融機関の社員の中には本当に顧客目線に立ってくれる方がいる事も事実です。しかし残念ながら、そうした社員は少数で、多くは会社のメリットを考え、本音を隠した営業を行います。会社の利益を考える事はサラリーマンとして当然の姿勢であり、責める事は出来ませんが、顧客側もしっかりと自身の利益となる選択を行う姿勢を持つ必要があります。


[スポンサーリンク]




まとめ


金融機関のお勧め商品は金融機関のメリットを第一に考えた提案であるケースが非常に多いです。投資初心者の方は、金融機関の本音を探りながら、自分にメリットのある投資であるかどうかを自らしっかり判断するようにしてください。
www.momochakei.com

ブログランキング・にほんブログ村へ