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テクニカル分析⑦ 複雑だが役に立つ!一目均衡表<投資初心者必見>

今回は一目均衡表というテクニカル分析の手法を紹介します。とはいっても、一目均衡表は非常に複雑であり、全てを説明する事は困難です。一目均衡表を理解できれば、投資上級者といっても過言ではありません。しかし、投資の話題になると、頻繁に使われる事も事実です。投資初心者の方向けに重要なポイントのみ説明しますので、基礎だけしっかり掴んでください。


一目均衡表とは?


一目均衡表とは細田悟一という日本人によって考案されたテクニカル分析手法です。その名の通り、一目均衡表というチャートを用いて分析を行います。日経平均株価一目均衡表を見てください。


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非常に複雑な線がいくつも引いている事が分かります。一目均衡表ローソク足と次の5本の線によって構成されます。


①転換線
(過去9日間の高値 + 安値)÷ 2 を表す線。上の表の中のピンクの線を指します。


②基準線
(過去26日間の高値 + 安値)÷ 2 を表す線。上の表の中の青色の線を指します。


③遅行スパン
本日の終値を26日前にずらした線。上の表の中の緑色の線を指します。


④先行スパン1
(転換値 + 基準値)÷ 2 を表す線を26日先へずらした線。上の表の中の黄色の線を指します。


⑤先行スパン2
(過去52日間の高値 + 安値)÷ 2 を表す線を26日先へずらした線。上の表の中の赤色の線を指します。


色々と複雑な線を用いていますが、投資初心者の方は完璧に覚える必要はありません。時間軸をずらした線を組み合わせているという認識させ持っていれば問題無いです。


先行スパン1と先行スパン2の間に色付された部分がありますが、ここを「雲」と呼びます。「雲」は一目均衡表のなかでも非常に重要な部分なのでしっかりと覚えておいてください。


一目均衡表はこのように、時間軸をずらした線や雲を用いて、株価の値動きを予測するテクニカル分析です。なお、一目均衡表は証券会社の取引チャートで確認出来ます。


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一目均衡表の基本的な見方 それぞれの線を分析


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一目均衡表には様々な見方がありますが、基本的な物を紹介します。


①転換線が基準線をゴールデンクロスすれば買いシグナル
転換線が基準線を下から上に突き抜けるゴールデンクロスを描けば、買いシグナルと判断されます。転換線は9日間の短期の線であり、長期の線である基準線を突き抜ければ、買いの勢いが強い事が分かります。移動平均線の考え方と同じです。


②転換線が基準線をデッドクロスすれば売りシグナル
転換線が基準線を上から下に突き抜けるデッドクロスを描けば、売りシグナルと判断されます。移動平均線と同じ考え方です。


③遅行スパンがローソク足を下から上に突き抜ければ買いシグナル
遅行スパンがローソク足を下から上に突き抜ければ買いシグナルであるとされます。遅行スパンがローソク足より上にあれば強気な相場と判断されます。


④遅行スパンがローソク足を上から下に突き抜ければ売りシグナル
③の逆となります。遅行スパンがローソク足を上から下に突き抜ければ売りシグナルであるとされます。遅行スパンがローソク足より下にあれば弱気な相場と判断されます。


一目均衡表には他にも様々な線の組合せで分析が行われます。しかし、投資初心者の方は、取り敢えずこの4つのシグナルと次に説明する雲をしっかりと理解するようにしてください。


一目均衡表の基本的な見方 雲で上値、下値を判断


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一目均衡表において、雲は非常に重要です。株価が雲の上にあれば、雲は下値を支える抵抗線となります。逆も同じで、株価が雲の下にあれば、雲が上値を抑える抵抗線となります。


また、雲の厚さも非常に重要です。雲の厚さは抵抗力の大きさを表します。厚い雲が下値抵抗線となっていれば、相場はそれ以上下落し辛いと言えます。逆に雲が薄いと、下値抵抗力は弱く、雲を突き抜けて大きな下落をする可能性があります。


雲と株価の位置関係と雲の厚さをしっかりと把握する事で、相場の強さが分かります。一目均衡表は複雑ですが、雲は視覚的にも非常に見やすいので、ここだけはしっかりと覚えておいてください。


三役好転、三役逆転


一目均衡表の基本的な見方を説明してきましたが、ここまで説明した良い条件が全て揃う事を三役好転と呼び、非常に強い買いシグナルとなります。
改めて説明すると、次の3つの条件が揃った時を指します。


①転換線が基準線を上回る
②遅行スパンがローソク足を上回る
③株価が雲の上にある


これらの条件が揃うと、相場好調のシグナルとなります。しかし、この3つの条件がきれいにそろう事はまれであり、現実は2つの条件が揃うと好調と判断するケースが多いです。
なお、三役好転と逆の状況を三役逆転と呼び、これは強い売りのシグナルとなります。


まとめ

一目均衡表は今回の説明以外にも多くの活用方法があります。詳しく説明しだすと、きりが無く、事実、一目均衡表を説明した書籍も出版されています。投資初心者の方は雲の見方を中心とした基礎を抑えていれば問題無いです。複雑で敬遠しがちな一目均衡表ですが、難しく考えずに活用してください。


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