『愛と哀しみの果て』雄大なアフリカの大自然に触れるならおすすめ


スケールの大きなアフリカの自然を背景に描かれる、一人の女性の人生


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 今回は、メリル・ストリープロバート・レッドフォード主演の1986年日本公開の映画『愛と哀しみの果て』をご紹介します。全国の映画館で開催された「午前十時の映画祭」でリバイバル上映され、映画ファンの間で話題となりました。


公開された1986年当時に映画館まで見に言った人々が、現在、歳をとり、再びこの作品を見るということがあるようです。「午前十時の映画祭」は、高齢の観客が多いようですが、歳をとって見ると、またその作品の持つ深みが増してくるということもあるのだと思います。若い時にはわからなかった人間の心の機微も、歳をとるとわかってくる部分があり、より深い共感や感動を呼ぶのでしょうか。


 原題は「OUT OF AFRICA」なので、邦題のつけ方も洒落ていて上手だなと唸らされました。むしろ、原題よりも邦題の方がうまいのではないかと思えるほどです。当時の邦題のつけ方は、とてもセンスがいいので、近年の洋画にないような語感のタイトルばかりで羨ましくなってしまいます!(今の日本の映画配給会社、もっと頑張れ!と小声で、言っておきます)


 当時のテクニカラーの技術が遺憾なく発揮された作品で、とても自然の描写が美しいです!ぜひ、大きな映画館のスクリーンで見て欲しい作品の一つです。当時のアカデミー賞と、ゴールデングローブ賞の作品賞をダブルで受賞した名作です。一度見ておいて損はない優れた映画です。




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ロバート・レッドフォードが、アフリカに生きる自由奔放な白人男性役を好演


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 ロバート・レッドフォードは、巷ではブラッド・ピットに顔が似ているという話も聞かれますが、とにかく上品でイケメンです。そして、この作品では、メリル・ストリープ演じる白人女性との恋愛を、盛り上げ、そしてどこか儚い印象を抱かされる魅力的な演技をしています。


彼は、白人男性でありながらも、アフリカの大地のように、本能のままに生き、動物を狩りながら、サファリの大自然とともに生きています。その様がとても魅力的です。


 一方で、メリル・ストリープは、富豪の娘でありながら、とても自我の強い精神的に自立した大人の女性を演じています。アフリカの農園の経営などは、それまで男性だけの仕事とされてきました。ですが、彼女はその常識を覆し、女手一つでアフリカでの事業を成功させようと奮闘します。その勇敢さ、そして命知らずの冒険心の強さに、驚かされます。


 この映画の原作は、『アフリカの日々』という小説です。この小説は、様々な文学作品の中に引用されるような有名な作品です。優れた物語の運びの中に、ロバート・レッドフォードメリル・ストリープの名優の演技が素晴らしいスパイスとなり、数十年先も語り継がれる名作映画になっています。


 アフリカの大自然に触れたい方や、男女の恋愛の心の機微を見て癒されたい方には、おすすめの映画作品です。


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白人によるアフリカ大陸入植の歴史を知る手がかりにもなります


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 とにかくアフリカの大自然が雄大で、その物語に華を添えています。映画の撮影も相当大変だったろうなと思われます。メリル・ストリープの演技も素晴らしく、最近ではトランプ大統領から「過大評価された女優」などと苦言を呈されていますが、実際にこの映画を見ると、彼女の演技力の高さは本物だと思います。


トランプ大統領は、この映画なんか見たことないんだろうな・・・と感じました。それぐらいメリル・ストリープの演技が素晴らしいです。ライオンを銃で打つシーンなどあり、迫力がありました。アフリカのサファリは、野生の動物がゴロゴロしており、行ってみたいようなみたくないような・・・という感想を抱きました。


 メリル・ストリープ演じる女性主人公は、デンマークから夫の男爵とアフリカの地に農園を経営するためにやってきます。当初は、乳牛を飼育するという話でしたが、夫の一存で勝手にコーヒー豆の生産に計画が変更されていました。


いざアフリカでの生活が始まると、夫は狩りにばかり出かけ、農園の経営は彼女の手に任されます。そして、夫の不貞によって彼女は病気にかかってしまいます。夫の不貞が明らかな原因でありながらも、彼女は夫婦生活を続けますが、度重なる不貞に嫌気がさし、いよいよ別居する運びとなりました。そこからロバート・レッドフォード演じる男性との恋愛が始まりますが・・・・。


 ネタバレになりますのでこれ以上の記載は避けますが、とにかくアフリカの雄大な自然を背景にした男女の心の機微と彼女の哀しみ、大自然の厳しさや優しさ、現地の黒人の従順さなど、日本人にとってはとても目新しい歴史の事実に触れた思いでした。


まとめ


 近年では人種差別の撤廃などがハリウッド映画界隈では叫ばれています。昨年のアカデミー賞では、「白いアカデミー賞」などと批判の声が上がりました。


こういった白人によるアフリカ大陸への入植の歴史を見ると、主人と奴隷の関係にも単純に悪と決め付けられないと感じました。女性主人公は、アフリカの地に学校を作って貢献しています。のちに作家になった主人公の波乱万丈な人生を知る事ができ、とても面白い映画ですのおすすめします。
www.momochakei.com

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