読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

パニック映画の先駆け『ポセイドン・アドベンチャー』がおすすめの理由


CGを使わずに、豪華客船からの大脱出劇を描いた傑作です。


f:id:mozzarellatan:20170311222616p:plain


 今回は、1972年公開(日本は翌1973年公開)の大ヒット洋画をご紹介します。この『ポセイドン・アドベンチャー』は後の『タイタニック』などに大きな影響を与えました。そして’’パニック映画’’というジャンルの大元となった作品としても知られています。


全国で開催中の第7回午前十時の映画祭でリバイバル上映され、再びSNS上等で大きな話題となりました。映画ファンの皆様方はすでにご覧になった方も多いでしょうが、こちらの作品、やはりパニックモノですので、その迫力を存分に味わうためにも、大きなスクリーンで観るのをおすすめします!


 この映画は、アメリカからヨーロッパに向かう豪華客船を海底津波が襲い、数名の客とそれを先導する牧師が脱出しようと右往左往する大迫力の物語です。


実際に船を逆さまにして撮影されたそうで、コンピューターグラフッィクがない時代に、大金をかけて撮影した、製作陣の本気度が高い作品です。


そういった作り手の熱量が、作品の中に大いに反映されています。コンピューターグラフィックで作られた映画が圧倒的に多い現代ですが、やはり本物のセットや人間の動きには敵わない部分もあるのだな、と感じました。一度は、鑑賞していただきたい本物のパニック映画です!





ジーン・ハックマン演じる異色の牧師が、皆を先導する姿がたくましい!


f:id:mozzarellatan:20170311222628p:plain


 ジーン・ハックマン演じる牧師が、勇気を出して脱出することを選んだ乗客数名と共に、船外への脱出を目指して、行動します。客船なので、大勢の客が乗っていたわけですが、逃げることを選んだ数名の客以外は、同じ場所にとどまることを選んだために、助かりませんでした。その辺りは、ぜひ、本編をご覧になっていただければと思います。


 この牧師が独特の宗教観を持った人物です。劇中でも、「神は、弱きモノは救わない」などと言っており、キリスト教の本流の教えとは相容れない説教をしてしまうタイプの牧師です。この宗教観が、数名の乗客の命を救うことに繋がるのですが・・・。


牧師は、キリスト教の教義と相容れない部分があり、そのせいで教会からアフリカに左遷されていく途中でこの悲劇にあいます。この牧師のキャラクターの描き方も見事だなと感じました。ヒーローでありながら、どこか影のある人物に、観客はどこか単なる超人ではない親しみの感情を抱くことができます。また、他の登場人物についても、魅力的に描かれていますので、楽しみにみてくださいね。老夫婦や、元娼婦の女性などなど、脇役の人々の人生もあぶり出されて面白いです。


 ラストでは、この牧師が大きな役割を果たしますので、心して見てください!ネタバレを避けるためにこれ以上は書きませんが・・・。


パニック映画の先駆けとなっただけあり、水中を移動するシーンの迫力がすごい!

f:id:mozzarellatan:20170311222643p:plain


 豪華客船が、逆さまに海に沈没していく作品なので、もちろん劇中では大量の水を使用したそうです。ロサンゼルス中の水が映画の撮影のためになくなってしまうのではないか、と言われるくらいの量のたくさんの水を使用したそうです。


現代ならば、コンピューターグラフィックで簡単に(簡単じゃないかもしれませんが・・・。本物よりははるかに楽だと思います)作れてしまう光景を、人力と、本物の大道具を使用して撮影されたシーンの数々は、流石の迫力と言わざるを得ません。生き残りの数名が、水中を泳いで移動する場面では、自分は息が苦しくなるような気がするほど、集中して見ました!迫力がすごかったです。


 ただ、日本では震災等もありましたので、そういった水のシーンが見られないという人もたくさんいらっしゃるかと思います。そういう方には、あらかじめ、恐怖を感じる恐れがあるので、お勧めしませんと申し上げておきますね。あとは、自分で判断してご覧になってみてください!


 さすが、パニック映画というジャンルそのものを生み出した作品ですので、気合の入り方も違いますし、見る方も、わりと勇気を持って見る必要があるかもしれません。鑑賞後、悪夢を見る方もいるかもしれません。それぐらいの大迫力の作品です。できれば、繰り返しになりますが映画館の大きなスクリーンで見てもらいというのが本音です。どこかでまたリバイバル上映があることを願っていますが・・・。


まとめ


 この作品は、当時のアカデミー賞での歌曲賞や特別業績賞を受賞しています。歌だけ知っているという方も多いかもしれません。あの時代を代表する作品ですので、ぜひご覧になってください。ちなみに、原作の小説の方も日本語に翻訳されて出版されているようです。そちらも読めば、牧師の性格や、登場人物の詳細なども詳しくわかるかもしれません。


 この映画を見るとしばらくは船に乗るのが怖いですが、(笑)CG全盛の時代に、昔のCGでない大迫力の映画をみていい気分転換ができること間違いなしです。

[スポンサーリンク]



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

人気ブログランキング