『巴里のアメリカ人』ミュージカル好きな方におすすめの恋愛映画

1951年のアメリカ映画です!古いけれど、色彩が綺麗な作品です


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 今回、ご紹介するのは1951年のアメリカ映画『巴里(パリ)のアメリカ人』です。まさに往年のミュージカルの王道!と言っていい作品だと思います。誰しもが想像するような、いかにも!なミュージカル映画作品です。


 主人公は、パリに住む売れない画家のアメリカ人青年です。その青年をジーン・ケリーが演じています。かの有名な『雨に唄えば』と共に、ジーン・ケリーの代表作品となっています。パリの美しい街並みを背景として、青年や子供達が一体となって歌い踊るシーンが見応えがあります。まさにザ・ミュージカルといった感じの作品ですので、ミュージカルが好きな方にはたまらない一本だと思います。


 ラストの方の、10数分にもわたる見せ場のダンスシーンには圧倒されました。ここまでの時間を割いて、あれだけ派手なことをやってしまうのは現代の映画制作の現場ではかなり難しいと思います。


予算的にも、また、時代の空気的にも、あれだけ長い尺のシーンをメジャーな作品でやってのけるのは、たぶん、いくら製作陣がごねても、プロデューサーあたりに一蹴されるのではないかなと想像ですが、思ってしまいます。


それくらい、あの時代だからこそできた贅沢な作りのミュージカルを、現代になって観られるのは貴重だと感じます。例えるとすれば、宝塚の舞台を映画の中で10数分間流しているような感じといっていいのでしょうか・・・。(例えが間違っていたら、大変申し訳ないのですが・・・)




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トーリーは、ざっくりいうと、シンプルなラブストーリーです。


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 ミュージカルシーンの派手さも素晴らしいのですが、それと対をなすように、お話の方はシンプルです。三角関係も入り混じった男女の恋愛物語を描いています。アメリカ人青年と、フランス人女性の恋愛です。あの時代のお話なので、現代的な感覚からすると、少し「?」マークが浮かぶ部分も正直ありますが、歌と踊りの圧倒的な技量の高さでそれを押し切ってしまう力があると思います。


 また、主人公の友人の売れないピアニストが、自分のコンサートの様子を妄想する場面があるのですが、筆者は個人的にそこの場面が一番狂気に満ちていて好きでした!


ピアニストなので、舞台上でピアノを弾くのが自分なのはもちろんなのですが、指揮者、オーケストラのメンバーなどなど、全ての登場人物がピアニスト自身で、当時の撮影技術でよくここまでのものが撮れたな、と感心していまいました。というように、結構、笑えるシーンも多いです。


 笑って、歌って、踊ってと派手に展開していくのがミュージカル映画の醍醐味なのかもしれません。(すいません、あまりミュージカル映画の分野に詳しくないので、それが正直なところの感想であります)


 ミュージカルが好きな人は好きだし、苦手な人は苦手に感じるような、いわゆる定番のミュージカル映画です。


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パリの街並みと、当時の往年のファッションを楽しめる!


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 とにかく衣装がものすごく凝っていて、それだけでも見応えがあります。当時、映画にかける社会の期待が大きかったということもあるかもしれませんが、とにかくいくらお金がかかったんだ!と言いたくなるくらいの衣装とセットの豪華さです。


主人公がパトロンと出かけるパーティーでの衣装や、ラストの方のダンスシーンの衣装など、とにかく今では考えられないくらいの豪華さです。どうやってこれだけの豪華な品々を集めてきたんだろう・・・と考え込んでしまいたくなるほどでした。


 ところで現在、公開中の映画『ラ・ラ・ランド』では、往年のミュージカルに捧げるオマージュがたくさん出てきます。ですが、なかなか古い映画のミュージカルを見たことのある観客は少ないかと思います。


ラ・ラ・ランド』のヒットを機に、より多くの人が過去のミュージカル作品に興味を持ったかと思います。『ラ・ラ・ランド』のような現代的なミュージカルとは異なり、過去のザ・ミュージカルの定番を見ると、人間の変わるものと変わらない部分を目の当たりにできるような気がします。


現代には、貴族階級のような人々は社会にほとんどいませんので、ああいった昔の映画のような考えられないくらい豪勢な衣装やセットがなかなか組めないし、想像もできない感覚があるかと思います。


国際社会は、昔よりは、はるかに平等化が進んでいます。こういった貴族的な文化を目の当たりにできるクラシック映画を見ると、「あ、こういう時代もあったのか・・・」と現代に生きる私たちは考えさせられる機会になります。


まとめ


 現代の感覚では失われてしまったようなノスタルジックな空気を感じることができる作品です。テンポ感や、衣装など、現代の映画作品を見慣れている私たちには、なかなかすっと入っていけない部分も正直ありますが、過去の文化を失わないよう大切にしていきたいなと感じました。
www.momochakei.com

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