『理由なき反抗』ジェームズ・ディーン主演!古い洋画のおすすめ


若くしてこの世を去ったジェームズ・ディーンの美貌が冴え渡る映画


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 今回は、1955年に製作され、その翌年に日本でも公開され当時は大変な話題となった『理由なき反抗』をご紹介します。主演のジェームズ・ディーンは、24歳の若さで亡くなりましたが、そのスター性は今でも世界中で語り継がれている人物です。


 なかなかこういったタイプの美男子は最近のハリウッド映画界隈では見かけない様な気がします。(もし、いや今でもジェームズ・ディーンみたいな俳優はいるぞ!というご意見がありましたら、ぜひ教えてくださいませ・・・)そんな彼の代表作がこの『理由なき反抗』です。


 この作品は、ニコラス・レイ監督のオリジナル作品だそうです。古きアメリカ映画の名作として様々な映画に今でも敬意を示してオマージュ(引用)されています。


 最近では、現在も映画館で公開中のアカデミー賞監督賞など多数受賞した『ラ・ラ・ランド』の中でこの『理由なき反抗』のメインの舞台になるグリフィス天文台が、重要な場面で使用されています。そして『理由なき反抗』の作品そのものも劇中で有効に使われていますので、破格の扱いです(笑)。


 なので、今年、再び注目が集まった作品と言えるかもしれませんね。ちなみに、グリフィス天文台には、ジェームズ・ディーンの胸像が置かれているという話も聞きました。いつか実際に見に行って見たいものです・・・。この天文台は、今や映画ファンにとって最重要のロケ地巡りスポット@ロサンゼルスかもしれません。




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思春期の、やり場のない鬱屈した思いを爆発させる若者たちの群像劇


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 この映画では、ジェームズ・ディーン演じる17歳のジムと、転校先の学生のジュディ、プレイトウ少年の三人が主な登場人物です。それぞれに家庭の中で何かしら葛藤を抱えています。家庭での居心地の悪さを、外の世界で晴らそうとする若者たちですが、ジュディは不良グループのボスと交際しており、プレイトウ少年は、不良グループにいじめられています。


 そんな中、転校してきたばかりのジムは、不良グループのボスに、ナイフで喧嘩を売られてしまいます。グリフィス天文台で行われるこの喧嘩がなかなか怖いです・・・。その後、警備員に制止されて二人は、夜中にチキンゲームという車での度胸試しをする約束をします。そして・・・。


 ということでこの先はネタバレになるので見る方のために黙っておきますが、血気盛んな若者がそのエネルギーを向ける先を間違うとこうなってしまうよね、と思ってしまいます。


 日本でも、学校がかなり荒れていた時代があったかと思いますが、(1980年代でしょうか)時代の空気や、家庭生活での不満、自分のなかなか定まらないアイデンティティの危機など、思春期の若者が抱える鬱屈が上手く描かれた名作です。ぜひ、機会があれば鑑賞してみてくださいね!白黒でなく、カラー作品なので、そこまでクラシック映画だからと抵抗を感じる必要もないと思います。


 男性の人は、自分も思春期の頃に抱えていたモヤモヤを思い出すかもしれませんし、女性は、ジェームズ・ディーンの美男子ぶりが目の肥やし(笑)になるかもしれません。それぞれの人がそれぞれの楽しみ方ができる映画です。


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家庭それぞれの葛藤を丁寧に描き、人間心理が微細に描かれている


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 最近は、インターネットの普及もあって、誰もが自由にどこででも動画を見られる時代です。なので、映画作品も、人間描写を丁寧に時間をかけてするよりも、目新しい刺激的なものをどんどん見せていく作品が増えているように思います。


 刺激的なものを羅列して、少しでも多くの観客に来てもらい、商業的成功を目指しているように思います。ですので、こういった昔の作品は、テレビですらあるかないかの時代ですので、(おそらく!)映画にかける観客の人々の期待もものすごく大きなものだったはずです。


そこで、登場人物のキャラクター描写もものすごく丁寧ですし、過程の状況の設定の仕方も精緻な造りになっています。近年の、雑だけど、なんか刺激的で面白い、といった作品にはない、心に染み入るストーリーの深みがあると思います。


 この作品も、現代のものに比べて、展開がわりとゆっくりで、刺激的なシーンの羅列があるわけでありません。(中盤は、かなり刺激的ではありますが・・・)ですが、鑑賞した後もジェームズ・ディーンの名演とともに映画の内容がいつまでも心に残るタイプの作品です。


まとめ


 最近の映画は、テンポが良くて観客を飽きさせない刺激的な内容の作品が多いですが、こういった昔の名画を見ると、その深みに驚くことがあります。現代では失われてしまったようなジェームズ・ディーンの綺麗な妖精っぽさ(笑)もみどころですので、機会があればぜひ鑑賞してみてくださいね!おすすめです。ただ、血が苦手な人や、子供と一緒に見る人は、少し刺激が強いので、ご注意ください!
www.momochakei.com

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