日本株は為替に大きな影響を受ける。製造業?外国人の割合?

日本企業は為替に大きな影響を受ける


日本株は為替に大きな影響を受けます。基本的には円安になれば株価は上がり、円高になれば株価は下がります。株と為替は切っても切り離せない関係にあり、株価を予測する場合は、同時に為替の動きにも目を配らなければなりません。株と為替の関係について説明していきます。


日本株は為替に大きな影響を受ける


日本株は為替の影響を大きく受けます。株と為替の値動きは非常に相関性があり、円高は株価にとってマイナス、円安は株価にとってプラスに働きます。日経平均株価ドル円レートの過去10年間の比較チャートをご覧ください。


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上下率に差はありますが、同じ方向に動いていることが分かります。日本株は為替と連動して動く傾向が強いという大きな特徴を理解した上で投資を行う必要があります。なぜ為替の影響を大きく受けるのでしょうか。


企業活動において、海外との関わりが欠かせないためです。日本国内は成熟市場であり、国内で大きな成長を望める業種は多くありません。企業は成長の為に、海外市場で勝負する必要が出てきます。そのため、輸出が多くなり、為替の影響を大きく受けるようになります。


また、日本は資源に乏しい国のため、原材料の多くを輸入に頼る必要があり、そこでも為替の影響を受けます。このように海外との輸出入を企業が多く行っているため、為替の変動で企業業績も変動し、株価が上下するのです。では、円安になれば株価が上がり、円高になれば株価が下がるのはなぜでしょうか。


日本企業の中で時価総額の高い大企業の多くが輸出を多く行う、製造業だからです。自動車業界や電気機器業界が代表です。輸出による影響を受ける企業が輸入により影響を受け得る企業より多いため、円安になれば株価が上がり、円高になれば株価が下がるという構図が出来上がります。


為替に大きな変動があった日は必ずと言っていいほど株価が反応していますので、株の値動きを見る際は、為替の値動きもチェックしてください。




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為替によって企業の受ける影響を知る


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為替が円安になれば株価が上がるなら、為替の動きを予想売れば株の動きも予想出来ます。しかし、為替の動きを完璧に予想するのは非常に困難です。


株式投資において重要なことは、為替の長期的なトレンドを予想することと、株が為替の変動にどの程度の影響を受けるのかを把握することです。特に為替が株に与える影響の度合いを知ることで、為替の動きに対して、余裕を持って対応することが出来ます。次の2つのポイントを見て、株と為替の動きを予想し、為替の変化も味方に付けるようにしましょう。


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為替感応度


為替感応度とは、為替が1円円安(円高)に動いた際、企業業績にどの程度影響があるか見ます。為替感応度は企業によっては開示していないこともあり、正確なデータを探すのが難しいですが、輸出企業は開示している場合が多いです。


例えばトヨタ自動車の場合、為替1円のブレで営業利益が420億円変わってきます。自動車業界や電気機器業界等、輸出を行う製造業は為替感応度の高い企業が多くなっています。一方内需中心の企業は為替感応度の小さい企業が多くなります。ただし、内需株でも原材料の多くを輸入に頼っている企業は為替の影響を多く受けます。国内ではエネルギー業などがそれに当たります。輸入の場合は円高が企業の利益になりますので、注意してください。


想定為替レート


為替感応度の高い企業へ投資を行う場合は、企業が想定為替レートをいくらで置いているかをチェックすることも大切です。企業は決算の際に年度末の業績予想を開示しますが、その予想の根拠となっている為替が想定為替レートです。


つまり、想定為替レートが現状の為替水準より離れていれば、企業の業績は予想数値から上下する可能性が高くなります。企業の想定為替レートを見ることで、企業業績の変化を予測することが可能になります。


実際の為替水準より大幅な円高の想定レートで業績予想を行っている会社があれば、業績の上方修正が行われる可能性があり、検討してみても面白いでしょう。


今後の為替相場を左右し得るイベントは?


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為替の動きを完璧に読むことは困難ですが、為替はイベントを抑え、長期的なトレンドを予想することである程度対策が立てられます。今後の為替相場を大きく動かす可能性のあるイベントを3つ紹介します。


米国の利上げ


米国の利上げはドル円レートに大きな影響を及ぼします。現在米国では市場動向を見ながら、政策金利の引き上げを行っていますが、そのペースが順調に進めば、ドル高要因となります。ただ、市場が利上げによって停滞するようだと利上げペースも落ち、ドル安要因となります。2017年の米国利上げ回数は3回と予想されていますが、そのペースで実際に利上げできるのかどうか注目が集まっています。


トランプ大統領のドル政策


様々な政策を打ち出している米国トランプ大統領ですが、最近のドル高傾向に不満を持つような発言をしています。トランプ大統領は製造業の生産拠点を国内に集めるような政策を打ち出していますが、そうすると米国からの輸出が多くなり、ドル安の方が米国の利益となります。現状はドル円について具体的な言及は行っていませんが、今後ドル円市場に対し、ドル高を嫌うような発言を行った場合、ドル安へ大きく傾く可能性があります。


EU離脱問題


イギリスのEU離脱が話題になっていますが、現在フランスでもEU離脱派が大統領選挙に向けて大きな活動を行っています。EU離脱が相次いだり、英国のEU離脱が円満に進まない場合は、EUの信任が揺らぎ、ユーロ安となる可能性があります。そうすると、ユーロに対して円が大きく買われる可能性があります。


代表的なものだけを3つ紹介しました。為替はイベントで方向性が大きく変わりますので、どのイベントが為替にとって重要かをしっかりと認識しておくことが大切です。


まとめ


日本株と為替は非常に相関性が高く、それぞれの動きをしっかりと抑える必要があります。特に為替は短期の動きは捉えられなくても、長期的なトレンドを予想し、イベント毎に予想したトレンドに変化がないかを検証していくようにしましょう。為替のトレンドをつかめることが出来れば、株の勝率は大きく上がります。
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