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ただいま映画館で上映中!『マグニフィセント・セブン』を見る前に知っておきたいこと


黒澤明監督の『七人の侍』がベースになっています!


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 1954年の黒澤明監督の永遠の名作「7人の侍」が下敷きになった映画です。1960年にも、アメリカのハリウッドで『荒野の7人』としてリメイクされました。


 『荒野の7人』は、7人の侍の舞台を西部開拓時代のメキシコを舞台にして描いていました。『荒野の7人』は、その後も続々と続編が作られ、大ヒットシリーズとなりました。とにかく、世界中の映画監督や関係者に多大な影響を与えまくっている黒澤明監督ですが、最近の日本の若者は意外と知らないのでは?と疑惑が湧いてきましたので、この辺で大声で黒澤監督の偉大さを叫んでおきたいと思います。(笑)


 黒澤監督の『7人の侍』では、志村喬さん演じる侍のリーダーが、落ち着いて知性のあるいかにも長にふさわしい人格者といった役柄を演じていました。今回この『マグニフィセント・セブン』では、デンゼル・ワシントンが、そのリーダー的役割を担っています。このデンゼル・ワシントンの名演が一つのこの映画の見所になるかと思います。とにかく、彼の全身から漂うオーラが人格者でありながら、過去に家族を不当に扱われて恨みを持つ男としていい味を出していました。


 一方、『7人の侍』で重要なトリックスター的役割を果たしていた三船敏郎のあのひょうきんな存在感にあたる人物は、この『マグニフィセント・セブン』では見当たらなかったのが少し残念ではありましたので、これから見るという方にはそのあたりも含めて、ご査収ください(汗)。とにかく、黒澤監督は、アカデミー賞の授賞式でスピルバーグジョージ・ルーカスに敬意を表されまくった凄い人です(笑)。



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人種差別や、ジェンダーに配慮しまっくっている配役


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 この『マグニフィセント・セブン』では、寄せ集められた7人の闘士のうち、一人はアメリカンインディアンのはぐれ者、別のもう一人は、アジア人という役柄です。アジア人は、イ・ビョンホンが演じています。彼が演じるアジア人のやたら強い男は、剣使いの名士で、アクションシーンもなかなか見応えがあります。白人ばかりの戦闘集団ではなくて、アジア人や白人と対立してきたはずの先住民族の起用をすることで、アメリカの人種の多様性の配慮をしているのだと思います。


 ちなみに、昨年のアカデミー賞では、白人ばかりが賞賛され、白いアカデミーなどと揶揄されたことも話題となりました。トランプ大統領になってから、移民への厳しい取り締まりがアメリカ国内外で大きな問題となっています。


 ハリウッドなどの映画関係者は、おそらくリベラルな立場の人が多いはずですので、そういった人種への配慮も欠かせない要素となるのだと思います。余談ですが、大統領選挙でハリウッドがあるカリフォルニア州は、ヒラリー氏の圧勝で、トランプ勝利の報の後には、カリフォルニアだけでアメリカから独立しようというネット上の動きがあったことも話題となりました。


 また、この作品の中で、重要な役割を果たすのが、悪玉にやられた男性の妻です。その妻が、女性らしさの枠を飛び越えて、当時の時代としては異例の銃アクションも見せています。この辺は、ナタリー・ポートマン主演の「ジェーン」でも女性が銃アクションを見せるという性別の転換が行われています。


 これは、昨年のアメリカ大統領選挙前に作られた映画では結構見受けられる事象だと思います。ゴーストバスターズの最新版も、男性4人組から女性4人組へと性別の変更が行われていました。完全に私自身の見方ですが、女性初のアメリカ大統領誕生に備えて(叶いませんでしたが・・・)、今までは当然男性が担ってきた役割を女性に替えて行うというジェンダーの入れ替えが映画でも行われていたのかなと思います。意識的にせよ、無意識にせよです。確かかどうかはわかりませんが、ハリウッドセレブの発言等を見ていて感じてしまいました。


 どうしてもこういった西部劇は、女性の観客は置いてけぼり感を感じてしまいます。ですが、女性に銃のアクションをさせ、しかもストーリーのメインで重要な役割を持たせ、女性の観客の置いてけぼり感は少なくなっているかもしれませんね。あとは、単にマーケティング的なことも、理由にあるのかもしれません。

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当初は、トム・クルーズ主演の噂もあった?でも実際には・・・。


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 当初、2012年頃には、トム・クルーズが主演を務める、ということで企画段階にある事が報じられていました。他には、ケビン・コスナーや、モーガン・フリーマンマット・デイモンなど錚々たる面々の俳優陣が参加する可能性があったそうです。その後、実際には、デンゼル・ワシントンクリス・プラットイーサン・ホークイ・ビョンホンなどが出演しています。


 モーガン・フリーマンが出演するバージョンも少し見てみたい気がします。ケビン・コスナーなんかも、少し疲れた中年男性(失礼!)でいい味を出してくれたのかもしれません。従来の企画通りの出演者だったら、どういった絵面になっただろうか・・・などと想像してみるのも楽しいかもしれませんね。

まとめ


 西部劇や、ガンアクションが好きな人にとってはたまらない映画だと思います。女性も、イケメン俳優目的で見にいっても楽しいかもしれませんよ。

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