「ドクトル・ジバゴ」が外せません!歴史大作映画のおすすめ。


1966年6月に公開。ロシアの小説が原作で、アメリカ・イタリア合作


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 今回は、2016年開催の『午前十時の映画祭』で全国の映画館でリバイバル上映され、話題をさらった『ドクトル・ジバコ』をご紹介します。こちらは、ロシアの作家であるボリス・パステルナーク氏が書いた小説を原作に作られています。名作小説が下敷きになっているだけあり、とても重厚なドラマになっています。1966年に日本公開になった作品です。


 ロシア革命という激動の時代を描きながら、医者であり詩人の主人公が二人の女性の間で揺れ動く様を描いたロマンスの映画でもあります。こちら197分と、3時間近い上映時間があります!鑑賞する前には、ちょっとした覚悟が必要です。(確か、映画館で見た際には、インターミッションで休憩が5分くらいあった様に思います。昔の映画は、長いものが多かったので、インターミッションが入ることも多いですね)


余談ではありますが、自宅で映画館相当の大きな画面と、音響設備がある方を除けば、やはり劇場のスクリーンで見ることをおすすめします。なかなか次にいつリバイバル上映がかかるのか不明で、「そんなの無理だよ!」と突っ込まれてしまうかもしれませんが・・・。


おすすめしておきながら、もごもごしつつ「DVDとか自宅で見てもよさは伝わらないかも・・・」と小声で呟いてしまう筆者でありました!全国の映画館のスタッフの皆さん、よろしくお願いします。




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医者でありながら詩人として才能を開花させる主人公の日常への目線が素敵!


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 詩人とは、他の人が気がつかないような日常の美に目を留め、その美しさをより多くの人々に伝える役割があるのだと思います。この映画の主人公の男性も社会的には医者でありながら、詩人としての才能を見せています。


映画の中で、自分からすると、こんな大雪の廃墟みたいな家でどうやって楽しむんだよ・・・とスネてしまいそうな状況でも、詩人の彼にとっては、美しさの宝庫であるわけです。その目線の美しさが映画の中でうまく表現さてれています。


 つまり、恋に浮かれた一人の男でありながら、彼の表現者としての苦悩とその抗えない運命が美しく描かれています。背景に描かれるのは、ロシアの春夏秋冬を通した壮大な大自然です。


巨匠のデビット・リーンは、雄大な自然を背景にした壮大な物語を映像化するのが得意な監督です。デビッド・リーンは、他にも『アラビアのロレンス』や『ライアンの娘』などの歴史大作を監督したことでも有名な監督です。彼の撮った作品ほど、映画館のスクリーンで見ないとその魅力が半減してしまう映画はないと思います。


 また、劇中で流れる音楽が素晴らしいです。有名な「ラーラのテーマ」などは、鑑賞後にその音楽を耳にしただけで、劇中のシーンが蘇るほどのキャッチーなメロディーです。サントラが欲しいなぁと個人的には思います。


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当時、アカデミー賞で5部門を受賞したことも話題に。


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 ラーラという女性主人公の美しさを巡って、物語は紆余曲折がありますが、この映画の素晴らしさは、単なる恋愛ドラマだけに終始しない歴史ドラマとして迫力を持って作られている点だと思います。映画の中では、それぞれ歴史的な場面や、ラーラと主人公が再会する場面などなど、とても印象に残る綺麗なシーンが沢山あります。


 最近の映画では、商業的理由が大きいのかもしれませんが、時間の尺は短くなっているものの、尺に合わせて内容も薄い映画が増えていると思います。こういった『ドクトル・ジバゴ』のような本物の歴史大作を目にすると、最近の映画が軽く見えて仕方がない・・・といった映画ファンとして辛い現実もあります(笑)。


 原作者のパステルナークが描いた様に、共産革命のただ中で、自らの美しいと信ずるものを信念として、それに無言にしろ明言するにしろ抵抗してきた知識人層の苦労がしのばれます。政治と詩の様な相反する価値観を前にして、観客の皆さんの胸には一体どういった感想が浮かんでくるのでしょうか。


 こういった本物の名作を見ると、何年たってもその印象深さが消えることはありません。


まとめ


 今回は、1966年公開の名作映画をおすすめしてみました。時間も長いですし、歴史の重い部分にも焦点を当てているので、決して軽い気持ちで見はじめられる作品ではないかもしれません。


ですが、最近の漫画みたいな邦画や、ハリウッドのヒーローものばかりの状況にうんざりした映画好きの皆さんには必見の作品ではないでしょうか。


自分自身も様々な映画を見てきましたが、こういった作品を見た後は、自分の中で何かのレベル音がピーン!と上がった音がしました。(笑)とても貴重な経験になったということです。


日常生活では嫌なニュースや、辛いことも沢山あるかと思います。ですが、こういった時代も国も違う歴史大作を見て、日常生活を送る自分から離れて見るのもいい経験になると思います。
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