『ザ・コンサルタント』ベンアフレックが、天才的頭脳を持つ会計士に


ベン・アフレックがアクション、そして高機能自閉症者の細かな特徴を演じる


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 今回は、2017年1月21日に劇場公開になったばかりの『ザ・コンサルタント』を紹介します。はじめは、個人的に、この地味なポスターを見て、予告編も大した派手さはなく、スルーしていた映画です。「まあ、わざわざ映画館で見なくても良いや・・・」と思っていました。ありがちな映画だろうな、と思っていたのです。(その意味では、配給会社の宣伝の仕方が少しアレだったのかもしれませんが・・・)
 

 ですが、インターネット上での感想や、ベン・アフレックの怪演が光るというコメントを随所で見かける様になってきました。ですので、映画好きとしては、気になって仕方がなく、斜に構えた感じで見に行きました。(斜に構えて、すいません)


 結果、見てよかったと思います。というのも、ベン・アフレック演じる会計士の男性は、幼少時から高機能自閉症を抱え、生き辛さを感じている人物であり、その天才的頭脳の特異性の光と闇を上手く描いていて、ヒューマンドラマとしても楽しめたからです。アクションシーンも、思っていたよりド派手でした!何と言っても彼は、ただの会計士ではありませんので・・・。


 主人公は、幼少時から軍人の父親に一流の武術や、銃さばきを特訓されて育ちました。ですので、殺しの腕前も超一流です。ただし、高機能自閉症者ということで、普通の人間らしい暮らしはなかなか送れない彼の孤独も描かれていました。相手役の女性も、いいスパイスになっており、ハードボイルド好きな人々には、たまらない映画なのではないでしょうか。おすすめ洋画です。




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トーリ展開そのものが意外で面白いので、コアな映画ファンも楽しめる


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 脚本担当者は、ビル・ドゥビュークという日本ではあまり知られていない方です。このビルさんという人が一人でストーリーを書いたようです。なかなか練られたストーリーで、最後のオチでは、鑑賞後しばらくして「あっ!」と気がついた点がありました。ネタバレになるといけないので、詳しくは書けませんが、ベン・アフレックに時々、仕事上の電話をしてくる謎の女性パートナーの声の主が誰なのか最後で明確になっているのですが、そのことをあまりに遠回しに見せていて、鈍い自分は鑑賞後、他人の話を聞いて、やっと気づくことができました!そのぐらいよくストーリーが練られていますので、映画をよく見るコアなファンの方も満足度が高い作品なのではないでしょうか。


 よく注意して、色々なストーリーの伏線に着目して見てください!天才を描いた映画を作る人は、本当に天才のなのかもしれない、と思ってしまいました・・・。


 また、ベン・アフレック演じる会計士が大企業の不正な金の流れを暴くために、過去10年分の膨大な帳簿を調べていくシーンがあります。


 これは、普段会計に触れる機会のない素人目に見ても大変な作業だということが予測されますが、天才的頭脳を持つ彼の様な会計士にかかると、魔法の様に不正の元が暴かれていくということがわかってスッキリしました。(少しネタバレになりますが、高機能自閉症の彼にとっては、仕事の途中で依頼人から急に中断するよう命じられてストレスがマックスになってしまうという展開になってはいるのですが・・・)天才が見ている世界を映画を通して体感できると、自分もあたかもその天才と同じ世界に立っているかのような気分になれて良いですね(笑)。


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アクションだけじゃない!ベン・アフレック演じる会計士の不器用さも魅力


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 会計に関することや、銃の扱いに関しては天才的な腕前を発揮するアフレック演じる主人公ですが、好きな女性ができても、それを上手く表現することができません。


 高機能自閉症者の特徴とも言われていますが、なかなか他者とうまく関係を築くことが出来ないそうです。ですが、彼なりの愛情を、最後は、彼女の本当に好きなものを贈ることで表現しています。その不器用さも見ているものを和やかな気分にさせてくれます。終わり方も、ハリウッド映画にありがちなハッピーエンドなら全て良しみたいな単純な終わり方でなく、よかったと思います。


 主人公が日常生活でパターン的にしていることを見るのも面白かったです。天才であるがゆえに、苦悩する面もあるかと思いますが、自分の信じる正義を貫くために、(社会的にはそれがダメなことであっても)達成しようとする姿が新しいヒーロー像として楽しめました。


まとめ


 個人的には、「セッション」に出演してアカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズの怪演が魅力的に感じました。彼が出ているだけで「こいつは普通の人間ではないんだろうな・・・」と勝手に観客が思ってしまう強みがあると思います。何か裏があるのでは・・・と思わせる彼独特の雰囲気があって、さすがアカデミー賞受賞俳優だな、とその貫禄を見せつけられました。おすすめ洋画です。
www.momochakei.com


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