読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

遠藤周作原作の「沈黙」をスコセッシ監督が映画化した話題作、観ましたか?おすすめ映画です。


日本人キャストが大活躍!過酷な日本のキリシタンの歴史・・・


f:id:mozzarellatan:20170320013626p:plain


 遠藤周作の原作「沈黙」を読んだのことのある人も、ない人もいるかと思いますが、この映画を見るにあたっては、特に原作を読んだことがなくても問題なく物語に入り込めるので気にせず楽しんでください。ですが、楽しんでくださいと言っても、内容が結構ハードなので、鑑賞する前にある程度の覚悟はいるかもしれませんが・・・。


 映画版の「沈黙—サイレンスー」では、日本人キャストが大活躍しています。窪塚洋介さんや、塚本晋也さん、浅野忠信さん、イッセー尾形さん、片桐はいりさん、若手女優の小松菜奈さん、などなどです。他にもたくさんの日本人キャストの方が出演されています。


 特に、ネタバレになるので詳しくは言えませんが、加瀬亮さんの出演シーンが衝撃的すぎて、一瞬ホラーもしくはバイオレンス映画でも見ているのか、と思ってしまいました。鑑賞した当日には、悪夢を見そうなほど、ショックでした!


 ですが、窪塚さんの狂気の入り混じった演技、浅野忠信さんの流暢な英語を話す侍姿の通訳の役、塚本晋也さんの拷問シーンなど、本当にすごい迫力でした!それだけでもなかなか最近の軽いノリの映画には見られない’’本物感’’があります。


 窪塚さんのあの目つきは結構やばい人の目でした!凄いです。スコセッシ監督のキャスティング力の素晴らしさも特筆すべき点かと思います。本当に、役にぴったりでおすすめ映画です。



[スポンサーリンク]



撮影延期の苦労を乗り越え、スコセッシ監督の念願がやっと叶った作品


f:id:mozzarellatan:20170320013635p:plain


 マーティン・スコセッシ監督が、原作の「沈黙」に出会ったのは28年前だそうです。その間、いつか映画化したいと構想を練っていたそう。それほどの思いを込めて撮影した映画と聞くと、襟を正して観たくなりますね!


 スコセッシ監督の作品は、他にも素晴らしい作品がたくさんあります。特に、1976年の「タクシードライバー」は主演がロバート・デ・ニーロで第29回カンヌ映画祭でバルム・ドール(最高賞)を受賞しています。


この作品は、実際の事件をモチーフにしているそうですが、なんと、この映画を見た人物の一人が映画からインスピレーションを得て、レーガン大統領未遂事件を起こしたとも言われています。そんな犯罪者を生んでしまうほど、衝撃的な作品ということでしょうか・・・。音楽もなかなか良いので、オススメの映画です。ずっと耳から離れない音楽です。


 そんな社会に対する圧倒的な影響力を持つスコセッシ監督が撮った新作が「沈黙—サイレンスー」ということで、映画ファンから特に注目が集まりました。スコセッシ監督だからこそ、気になって見に行くというファンも多いのではないでしょうか。ちなみに監督はいつもスーツ姿が決まっていて、おしゃれです。視覚的なことにうるさいのが映画監督ですから、自らのオシャレに気を使うのも当然なのでしょうか。

[スポンサーリンク]


隠れキリシタンの歴史を知り、日本人とは何か・・・と考えるきっかけに


f:id:mozzarellatan:20170320013721p:plain


 長崎の隠れキリシタンのことは、なんとなく聞いたことがあるという方も多いでしょう。ですが、この映画のように、実際に映像で彼らの生活や生き様を再現すると、その過酷さが一層深く理解できます。特にキリスト教に興味のない自分も、昔の人々が純粋に神を信じる気持ちの強さに心を打たれました。


 スコセッシ監督は、来日時のインタビューで、「キリスト教を日本に持ち込もうとしたのも一種の暴力だった」と述べています。映画の中でも描かれているように、日本には八百万の神の信仰があります。日本人の精神深くまで根付いた信仰で、太陽が昇るとそれにも神様を見出すのが日本人だ、と劇中で元宣教師が述べています。(元宣教師役は、リーアム・ニーソンです)


 また、映画の中で、元宣教師が「拷問を受けた日本人たちは神のために死んで行ったのではなく、お前(アンドリュー・ガーフィールド演じる若い宣教師)のために死んで行ったのだ」と諭すシーンがあります。


「だから、日本人には本当の意味でのキリスト教は根付かないのだ」と言っています。キリスト教を初めて受け入れた昔の日本人たちは、ともすると欧米人と同じキリスト教を受け入れたのではなく、自分たちに合う形でキリスト教を受け入れていたのかもしれません。そんなことを色々と考えさせてくれる骨太な映画体験でした。


まとめ


 長崎に行くことがあれば、隠れキリシタンの人たちと、今でもいるであろう彼らの子孫のことにも思いを馳せながら、旅してみたいと思いました。できれば、隠れキリシタンの方々の隠し十字架のようなものを見てみたいな・・・と好奇心からですが思ってしまいます。


 彼らの純粋さと、一途な思いに、尊敬の念を抱きました。現代であそこまでの強烈な思いを抱くのはなかなか難しいものがあるかと思います。どこか私たちは冷めてしまったような心理状況があるからです。インターネットで何でも情報が入る時代ですが、彼らのような一途なご先祖様たちの姿を垣間見れるという意味では「沈黙—サイレンスー」、見応え十分の作品でおすすめ映画です。

ブログランキング・にほんブログ村へ