なぜ優秀な日本のサッカー選手はMF(ミッドフィルダー)ばかり?


なぜ日本では優秀な選手はMF(ミッドフィルダー)ばかりが多く出てくるのか?


今まで多くの日本人選手が活躍をしたり、海外移籍をしています。しかし活躍している多くの選手がMF(ミッドフィルダー)と呼ばれる中盤の選手ばかりでFWの選手やDF(特にCB)GKで海外で活躍している選手はまだまだ少ないのが現状です。


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実力のある選手は中盤から起用される


日本に限らずサッカーではそのチームのエースナンバーを背負う選手がだいたい中盤で起用されることが多いです。その結果、実力のある選手が育成年代の多くでは起用されることが多くFWやDFで起用されることが少ないため、能力の高い選手はMF(ミッドフィルダー)として育てられるため、結果として多くの選手がMF(ミッドフィルダー)の能力が高まります。


海外に目を向けると、ブラジルで試合を決定づけることが出来るFWの人気はもちろん、試合の結果を左右するGKも人気のポジションになっています。その結果、優秀な選手が絶えずFWはもちろん、GKの選手も常に新しい選手が出てきています。


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オールラウンダーとして育てられる


例えばドリブルはとてもうまいが、パスは苦手な選手がいるとします。海外ではこういった選手の場合はドリブルを活かせるポジションで起用をされ個性を伸ばしながらプロや上のカテゴリーになったときに徐々にパスを最低限まで成長させるような教育を行っています。
その結果爆発的にドリブルの旨い選手や、他の能力は平均以下だが一つの能力だけ特化した選手など個性的な選手が生まれてきます。


古くはコロンビアで10番を背負っていたバルデラマと呼ばれる選手がいました。その選手は決してドリブルがうまいわけではなく、蹴れるキックの種類も少なくインサイドキックと呼ばれるサッカーの基本中の基本のキックしかほとんど使用しなかったそうです。しかし、そのインサイドキックを追求した結果、代表やワールドカップでも活躍する選手になりました。そのインサイドキックの精度は世界でも右に出る者はいないと呼ばれていました。


しかし、もし日本でバルデラマが生まれていたら世界で通用する選手には育っていなかったと思います。


理由は単純です。試合で起用されていなかったからです。日本では基本的に一つの能力に秀でた選手は扱いにくいと思われがちです。


日本でバルデラマが育っていた場合、きっとインサイドキックしか使用しないバルデラマのプレーは評価されず、平均的にドリブルが出来て、アウトサイドキックなどが蹴れる選手の方が評価をされて、多くの試合で起用されることになっていたと思います。


その結果、バルデラマも他の練習をせざる得なくなり、インサイドキックを追求することなく平均的な選手としてワールドカップで活躍することはなかったと思います。


そのほかにもイタリアではかつてインザーギと呼ばれた選手がいました。この選手はドリブルはもちろん、基本的なテクニックもあまりなく、上背も高くはありませんでしたがゴールを取るためにストライカーとしての嗅覚が備わっていました。


インザーギの得点パターンはワンタッチで触るだけでゴールをするいわゆるワンタッチゴーラーと呼ばれる選手でした。


試合においてドリブルも出来ず、パスもうまくないがその独特の嗅覚とポジショニングで得点を量産していたのですが、きっと日本でインザーギが生まれていたら、彼はDFとしてプレーをしていたと思います。


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日本では多くの指導者が中盤より前線の選手にはテクニックを求めているからです。テクニックのない選手がGKやDFをやるのが日本の育成の考え方だと思います。それゆえにストライカーとしての才能があったとしても、そのポジションで起用をされずに才能が埋もれてしまうのだと筆者は考えます。


そして選手自身も試合に出たいため、長所を伸ばすより先に短所を克服しようとするので、本来であればしっかりと個性を伸ばせば世界に通用する可能性のあった選手も、伸び悩んでしまうことがあると思います。

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これから日本でMF以外で優秀な選手を出すためには…


一番変わらなければいけないのは指導者だと筆者は考えます。日本の多くの指導者が才能のある選手にはMF(ミッドフィルダー)をさせ、消去法で他のポジションに割り振っているような感覚を感じています。それよりも育成年代では指導者は短所を補うことよりも長所を伸ばすような選手の指導法と起用を行うことで一つの能力に特化した選手が生まれる可能性があると筆者は思っています。


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最後に


いま日本ではうまいMF(ミッドフィルダー)選手はたくさんいるとは思いますが、なにかに抜きんでている選手というのが本当に少ないと思います。例えばロンドンオリンピックで活躍をし、現在はFC東京に移籍した永井選手ですがなかなか活躍できないのが現状です。


永井選手が活躍できない理由として、爆発的なスピードといった個性を持った選手を周りが生かし方をわからないといったところだと思います。次なるFC東京では選手はもちろん、監督の手腕も問われるところだと筆者は思っています。


今後、日本の指導者が個性を伸ばすような指導を行ってくれることを筆者は心より願っています。
www.momochakei.com

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